1:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:33:16.43 ID:cKeOsYHA0
大河「士郎ー! 素麺食べたい!」
士郎「なんだよいきなり」
大河「いや、ほら、沢山送られてきちゃってさー、まだ時期には早いけど七
夕には素麺を食べるらしいじゃない?」
士郎「聞いたことがあるけど、この量ね……」
大河「そうねぇ、私も家に届いたのが多すぎるからってこっちに持ってきた
訳だし」
士郎「だな、藤村組は中々の大所帯だもんな」
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2:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:35:38.67 ID:cKeOsYHA0
大河「と言う訳で、段ボールひと箱あるんだからこの夏で消費しないと」
士郎「はいはい、まあ夕食でいいか? 桜ももうそろそろ帰ってくると思うし」
3:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:36:13.96 ID:cKeOsYHA0
士郎「いや、いつのまに! 別にセイバーはいいんだ!」
大河「なによぅ、セイバーちゃんだけーずるいー」ゴロンジタバタ
4:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:37:00.30 ID:cKeOsYHA0
士郎「うう……やっかいなことになったな……そうだ、素麺茹でるか?」
セイバー「そーめん」
5:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:37:51.20 ID:cKeOsYHA0
士郎「とは言っても、まだ夕食の時間には早いからな、やることもあるし」
大河「なによーやることって」
6:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:38:49.33 ID:cKeOsYHA0
セイバー「笹……ですか?」
大河「あーセイバーちゃんは七夕しらないのかー、えっとね、えーっと……短冊に願いを書くとかなう日だよ!」
セイバー「願いが叶う……?」ピクッ
7:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:39:38.72 ID:cKeOsYHA0
蔵の中
士郎「えっと……この辺に立てかけて置いたはずなんだけど……」
8:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:40:34.03 ID:cKeOsYHA0
士郎「そっか、気になるよな」
セイバー「はい、万能の願望器が存在する世界ですから」
9:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:42:14.30 ID:cKeOsYHA0
縁側にて
士郎「良く覚えてないけど、織姫と彦星っていう神様がいて、二人は恋人同士だったんだけど
10:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:43:24.67 ID:cKeOsYHA0
凛「あら七夕の笹? 珍しい事してるじゃない」
士郎「ああ、遠坂、来てたんだな」
11:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:44:11.92 ID:cKeOsYHA0
凛「セイバー」
セイバー「なんでしょう、凛」
凛「なんてお願いするつもり?」
12:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:45:44.50 ID:cKeOsYHA0
凛「でも向こうから誘ってくるなら話は別だけどね?」
セイバー「! あなたと言う人は!」
凛「冗談よ冗談。あいつがそんなことすると思う?」
13:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:55:20.05 ID:cKeOsYHA0
いまかいてる
14:名無しNIPPER
2018/07/07(土) 23:59:59.51 ID:cKeOsYHA0
士郎「おーい、紙持って来たぞ……ってあれ、なんかあったか?」
凛「んふふ、乙女同士の秘密」
15:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:00:55.23 ID:H+hczwGt0
凛「士郎はなんて書くのよ」
士郎「え、うーん……家内安全無病息災一家団欒?」
16:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:02:34.71 ID:H+hczwGt0
士郎「それはそうだけどな。あ、セイバーは?」
セイバー「うーん……迷っています。今まで願いと言えば……」
17:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:23:21.10 ID:H+hczwGt0
凛「ふーん、そうね、七夕だしぴったりね。じゃあそれに合う付け合わせとかの材料買って来るわ」
士郎「ありがとう、まだ時間あるからそんなに急がないで大丈夫だぞ」
凛「ありがとう。ではお二人さん、ごゆっくりー」
18:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:23:48.83 ID:H+hczwGt0
セイバー「私もああいう聡明さがあればもっと……」
士郎「いいんだよ、セイバーはそのままで」
セイバー「しかし、マスターを守る者として弁が立つこともまた剣の一つで
19:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:36:48.23 ID:H+hczwGt0
士郎「さて、飾りつけも終わったところだけど、遠坂が帰ってくる前に下ごしらえしちゃうか」
セイバー「はい……あれ、タイガが寝ています」
士郎「藤ねえはしょうがないなあ……ああお腹出してる」
20:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:38:03.89 ID:H+hczwGt0
セイバー「では、始めましょう。何からすればいいのでしょうか」
士郎「ええっと、まずは野菜を刻もう、ネギとかショウガとか」
セイバー「麺から茹でるのではないのですか?」
21:名無しNIPPER
2018/07/08(日) 00:39:05.68 ID:H+hczwGt0
士郎「じゃあミョウガ刻んでみようか」
セイバー「はい、えっとどんなふうにですか?」
士郎「まずは半分に割るように切って、それから端から細切りにするといい。
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