51: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/07/07(土) 17:10:18.47 ID:LgMjPCNT0
「聞いたぞ、役作りなんだって? ……それにしちゃ、やってることが不自然だろう」
私は眼鏡を外して顔から汗を拭い取ると。
「でも、劇に出てくるような壁に心当たりが無かったので……」
「だから砂浜相手に穴掘りか?」
「はい。丁度いい場所だって思ったんです」
訊かれたままに答えていく。彼が安堵と呆れを混ぜたため息を吐く。
私からジュースと交換するようにシャベルを受け取ったエレナちゃんが、
ザクっと音を響かせて穴から砂をすくい上げた。
「ワオ!? お、重いぃ……!」
そうして、ぎこちない動きですくった砂を土砂の山へ。
私と一緒に一連の動作を眺めていたプロデューサーが「へっぴり腰!」とヤジを飛ばす。
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