32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/07/07(土) 16:35:47.33 ID:LgMjPCNT0
===
貴重な彼女との時間はそれで終わった。
プロデューサーが雪歩ちゃんを迎えに来ると、
和室には私と琴葉さんの二人が残された。
去り際を使って彼女が耳打ちしてくれた内緒話。
「実はね、余計な先入観を持たせないで欲しいって言われてたの」
その告白が私を驚かせる。
そうして申し訳ないような、でもどこか
期待をしてるような顔で雪歩ちゃんはこの場から去って行った。
まるで役なんて作らなくても大丈夫だよ、
なんて無責任に放り出されたような気もしてくる。
さっきまでしてた話の内容を反芻して、
私は何だか期待外れだったなと、がっかりしたようなため息を漏らす。
すると、そんな私に琴葉さんが。
「紗代子は、雪歩ちゃんの話が物足りなかったみたいだね」なんて。
79Res/72.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20