勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
1- 20
380: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:19:48.77 ID:9OC/ch8I0
魔物女「話を戻しましょう。それらの世界の根本的に成り立たせるための理論には、魔法は介在していないと思われます」

老人「なぜだ?」

魔物女「簡単な話ですわ。そこに魔力を感知することが一切ないのです」
以下略 AAS



381: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:20:21.87 ID:9OC/ch8I0
老人「えっ? あ、あれ、転移魔法とかあるだろう……?」

魔物女「異世界への転移魔法なんて、見たことも聞いたこともありませんわ! えっ、そんなことが可能なんですの!? 少し話を聞かせてもらえません!?」ズイッ

老人「わ、わかった。わかったから。とりあえず今の話題が終わってからで……」
以下略 AAS



382: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:20:52.27 ID:9OC/ch8I0
魔物女「これは最近ようやく観測できた事象ですわ。結界魔法はご存知ですわよね?」

老人「うむ」

魔物女「結界がどうやって外からの衝撃を防ぐと思います?」
以下略 AAS



383: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:21:24.44 ID:9OC/ch8I0
老人「なるほど。面白い理論だ。だがそれは何か根拠があるのか?」

魔物女「以前から結界魔法に関しての研究は盛んで、これを示唆する内容のものはありましたの。そして、つい先日興味深いデータが取れたのです」

老人「ほう」
以下略 AAS



384: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:21:51.94 ID:9OC/ch8I0
老人「も、もしもだ」

魔物女「はい?」

老人「君の言うその理論が正しかったとして、時間を戻すにはどうしたら良いと思う?」
以下略 AAS



385: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:22:32.08 ID:9OC/ch8I0
――

――――

老人「いろいろとありがとう。君のおかげで少しだけ未来に希望が見えたよ」
以下略 AAS



386: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:23:04.11 ID:9OC/ch8I0
老人「似ている?」

魔物女「ええ、私たちのも言うなれば、神への挑戦ですから」

老人「君も?」
以下略 AAS



387: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:23:30.56 ID:9OC/ch8I0
――

――――

老人「女神様、ようやくだ。やっと……」
以下略 AAS



388: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:24:05.58 ID:9OC/ch8I0
老人「あ、ああ。聞いてくれ、女神様。手がかりが見つかったかもしれない」

女神「知っています。見ていましたから。……しかし、一体何をするつもりなんですか?」

老人「まず俺をあの世界へ、今は何もないあの空間に転移させてくれ」
以下略 AAS



389: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:24:32.17 ID:9OC/ch8I0
女神「そんなの、自殺行為じゃないですか!」

老人「確かに、俺は死ぬかもしれない。だが、やっとなんだ。やっと、可能性を見つけることができた。今まではそれすら見つからなかったんだぞ」

女神「……その目、何を言っても聞かなそうですね」
以下略 AAS



390: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:24:59.36 ID:9OC/ch8I0
女神「その通りです。もう勇者さまの魂は擦り切れる寸前まで来ているでしょう。そのうち、完全に崩壊してしまいそうで……、それが心配で……」

老人「それなら心配しなくていいんだ」

女神「どうして、そう言えるんですか……?」
以下略 AAS



446Res/272.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice