【ミリマスSS】「桂馬が跳ねたら」
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26:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 16:43:02.35 ID:DgRDLX8+O
定石の通用しない世界が、確かにある。
もちろん、指し直しも待ったもない。
「いま、ここ」で指した一手がその後のすべてに繋がっていく。
ひょっとしたら、死ぬ瞬間まで途切れることなく。

「まだ私の番でしたね~。バシーって指しちゃいますからね~」

「いま、ここ」にいる宮尾美也が「いま、遠く離れた舞台」に立つ日がくることを、本気で願う。
俺なんかの手が届かないほど遠く遠く離れた舞台に。
それはとても幸せなことだと思うから。

「3連敗は避けないとな、宮尾名人」

「参りました、って言わせてあげますからね~。むふふ~」

時計は15時すぎ。
冷房が動く気配はない。


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