19:佐藤勇太[saga]
2018/06/23(土) 14:32:42.69 ID:UgX2svaS0
3日目の夜になり、明日の昼間には解散になり、夜の合同イベントであるこの肝試ししか葉山達はチャンスが無いとうちらはLINEで八幡さん達から聞いたから、今日の昼間に密かに妹の留美ちゃんと翔子ちゃんに会わせて貰った。
翔子ちゃんのお父さんは事情を聞いていたらしく私達に密かに小型ビデオカメラを持たせた。
翔子ちゃんのお父さんは昨日此方に泊まったらしい。
娘に苛めを悪化させかねない行為をするやからがいると知って残ったようだった。
肝試しが始まった直後に密かに葉山達3人の跡をつけながら録画していた。
三人の会話も全て録音も出来ていた。
どうやら3人は脅かし役でルートの何処かで潜み無理矢理話し合いさせて皆仲良くさせると葉山がしゃべっていた。
するとY字の分岐点が一ヵ所あり本来は左に行くが右に連れ込むつもりだろう。
けどそれは想定通りの行動を取ってくれたので助かったのである。昼間の密かな打ち合わせでこの場所で右に連れ込む可能性が最も高いと聞いていたからだ。
既に右の道には戸塚さん達や鶴見先生や総武小中の校長を始めとする教師陣や翔子ちゃんのお父さんや事情を説明して協力して貰っている警備員も待機しているのである。
うちはマナーモードにした携帯電話で八幡さんのLINEグループに葉山が礼の場所に待機したことを連絡した。
打ち合わせの時に右に行ってすぐにある広い空間まで連れていく筈だから待機しているのでそこで小学生が防犯ブザーを鳴らす事になっていた。
私と遥は3人とY字路が良く見えるし聞こえる場所から録画していた。全く三人は気付いていないようだった。続々と小学生が通過していく。藤代小が終わると次は総武小の順に回って行くことになっていた。留美ちゃん達が一番最後になるよう手を打っているのだ。
留美ちゃん達の前のグループが今経過したので後5分もすれば留美ちゃん達が到着する筈である。
5分たち留美ちゃん達がY字路の所に来ると3人は出てきた。
「苛めは良くないよ。話せば皆仲良く出来る筈だから皆で仲良くしよう。」
残りの二人も話し合いを強調して留美ちゃんのグループの小学生全員を右の道の広い空間まで連れていった時に一人の少女が防犯ブザーを鳴らすと全員で防犯ブザーを鳴らした。
すると教師陣や八幡さんや戸塚さん達に翔子ちゃんのお父さんが出てくるのを見た3人は諦めたのか抵抗を辞めた。
「葉山君。昨日の昼間に陽乃さんから忠告を受けた筈よね。何をしているのかしら?」
「ちょっと皆で仲良くさせようと話し合いさせようとしただけだ。俺は何も悪い事はしていない。」
「悪いけど警備員に連れていって貰うから、処分は重くなるのは覚悟しなさい。」
そう言うと鶴見先生を除く教師と警備員で3人を警備員室に連行して行ったのでうちと遥も警備員室に向かった。
警備員室にうちらが到着すると警備員さんが3人を追及していた。
うちと遥が入って来たのを見て葉山は言った。
「二人とも俺を助けるために事情を説明してくれないか?」
うちはこう言った。
「何でうちらが助けないかんの?うちはこれを渡しに来ただけです。」
うちが教師の一人にビデオカメラを渡すと葉山は言った。
「相模さん俺の事が好きでは無かったのか?それに俺を裏切ったのか…。」
「確かに奉仕同好会に入って直ぐの時は好きだったけど、その後に雪ノ下さん達を始めとする人達から葉山くんや結衣のしたことを知らされて知ったけど感謝こそしても雪ノ下さん達を疑う訳ないしうちが証拠を見せられて信じるしか無いじゃん。」
「そんじゃあ。俺に疑われないように演技していたと言うのか。」
うちは頷くと遥と共に警備員室を後にした。
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