【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
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◆L6OaR8HKlk
[sage saga]
2018/06/12(火) 14:13:39.71 ID:dM7WlOBF0
( ´∀`)「そう殺気立たないでください。どうぞ、お座りになって」
二日前の日中に見た腰の低すぎる情けない男とはまるで別人だ。柔らかな物腰にこの余裕
優位に立っている野郎だけが見せられる態度は実に癪に障る
( T)「……お招きありがとうございます。とでも言うべきでしょうか?」
( ´∀`)「いえいえ、これは先日のお詫びとして開いた晩餐です。気を遣う必要はございません」
時雨は構えを解かず、目線で指示を待った。『やれ』と命ずれば、奴の頭は剥製の横に飾り立てられるだろう
だがそう上手く行くとは、俺も時雨も思ってはいない。ここは未知のゾーンだ。神出鬼没に強力だが単純な物理が効くとは考え難い
( T)「……それでは」
どこに座るか多少迷ったが、先ずは時雨を下座に座らせ、俺は向かって右手の席に座った
出来る限りこの気持ち悪い男に時雨を近づけたくは無かった。真正面も安全とは言い難いが、彼女ならどうにか対処出来ると信じての判断だ
( ´∀`)「一つお聞きしたいのですが……見た所、私の招待を予め分かっておられるようでしたね?」
( T)「突き付けられた拳銃に見覚えがあったので、もしやと思っただけです。確証は得ていませんでした」
男が持っていたのは『二十六年式拳銃』。先日、菊さんと軍人の仲裁をした際に目にした『陸軍制式採用拳銃』だ
一般に流通していたか定かでは無いが、直近で二度も同じ拳銃を目撃すれば、嫌でも答えは見えてくる
( ´∀`)「いやいや、御見それしました。誰とて拳銃を向けられれば、周りを観察する余裕など無くなるものですが」
( T)「恐縮です。お恥ずかしい話ですが、生来から恨み辛みと誤解を招きやすい体質のようでして」
( ´∀`)「潜った修羅場の数が違う、と。素晴らしい!!我が配下にも見習って欲しいものです」
時雨「あのさぁ、僕を差し置いてオッサン同士で盛り上がるのやめてくれない?」
痺れを切らした時雨が、頬杖を着いて人差し指でテーブルを断続的に叩く
一見、余裕があるように見えるが俺は知っている。こいつは夕立ほどではないが案外臆病だと言う事を
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