119:1
2018/06/05(火) 12:57:20.08 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「もはや世界は、我々の手中にある」
二人はドームを出て、エレベーターで最上階へ向かっていた。
120:1
2018/06/05(火) 13:01:21.76 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「この世界線では、タイムマシンを持つのはこの俺唯一人……。あれだけ恐ろしかったSERNすらも、俺を恐れている」
ラウンダー1「それは当然でございます。時間を握った人間を、敵に回すことはできません」
121:1
2018/06/05(火) 13:02:32.79 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「何故だ?俺は通達したはずだ。全てが終わった暁には、橋田至、牧瀬紅莉栖、橋田鈴羽、橋田由季、漆原るか、秋葉留未穂の6名を悪いようにはしないと!」
岡部(未来)「だがその一週間後に、鈴羽が跳んだ……」
122:1
2018/06/05(火) 15:43:19.24 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「救ってあげる……とは何だ?何から救おうとしてるんだ?」
岡部(未来)「ぅぐっ……」
123:1
2018/06/05(火) 15:44:29.25 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「…………鈴羽だけだ」
岡部(未来)「あと鈴羽だけなのだ……」
124:1
2018/06/05(火) 15:45:13.26 ID:pSJ8SQZq0
ラウンダー1「過去で殺してしまえば、もう彼らに対抗策は……っ!」
岡部(未来)「…………」
125:1
2018/06/05(火) 15:48:50.63 ID:pSJ8SQZq0
岡部は自室の壁のスイッチを押した。
すると壁がゆっくりと上がり、ちょうど扉くらいの大きさの隙間が出来あがった。
126:1
2018/06/05(火) 15:49:33.50 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「まゆり……」
まゆり(未来)「…………」
127:1
2018/06/05(火) 15:50:13.90 ID:pSJ8SQZq0
岡部(未来)「どんな医者もお前を治すことができなかった」
岡部(未来)「だがきっと!新しい景色が見えれば、そうすれば……お前はもう一度、心を開いてくれるはずだ」
128:1
2018/06/05(火) 15:51:06.09 ID:pSJ8SQZq0
開かれた虚ろな瞳に
岡部は映っていない。
129:1
2018/06/05(火) 15:51:39.98 ID:pSJ8SQZq0
2010年――――
ダル「ああ゛〜」
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