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2018/06/05(火) 15:48:50.63 ID:pSJ8SQZq0
岡部は自室の壁のスイッチを押した。
すると壁がゆっくりと上がり、ちょうど扉くらいの大きさの隙間が出来あがった。
その扉に小さくしつらえられたドアノブに、彼は手をかける。
そこはファンシー、という言葉がぴったり当てはまる部屋だった。
壁も天井も薄いピンク色で統一されており、床にはどこかで見たことのあるようなキャラクターのカーペットが敷き詰められている。
部屋の中央には巨大なお姫様ベッド。
ベッドの中には、お姫様がいた。
もう、とうの昔に壊れてしまったお姫様が眠っていた。
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