遊び人♀「おい勇者、どこ触ってんだ///」
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43: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/06/17(日) 18:23:12.69 ID:3k6rJQ/z0


「終わったよ。奴らは、魔王の居所までは知らなかった」


「収穫は無しか……」


「いや、そうでもないさ。組織の連絡員の情報を引き出せた。次は、そいつから辿っていけばいい」


「……なあ、何故ここまで手伝ってくれる?それに『千鳥足テレポート』とは何なんだ?」
「いくら、ランダム性のテレポートだからと言っても、ここまで的確に俺の求めていた場所へたどり着くなんて都合が良すぎる」


「まあ、それはおいおい説明するよ」


俺の矢継ぎ早の質問に、彼女は素知らぬふりで続ける。


「それより、私と手を組まないかい?実は、私も魔王を追っているんだ」


ここにテレポートで飛んできた時点で、何となく予想はできていた。
彼女は、俺が魔王を追っている勇者であることを知ったうえで接触してきた。そのうえ、都合の良すぎるランダムテレポート。
ならば、彼女もまた俺と目的を同じにしていることは明らかだろう。


「それにさ、アンタはちょっと危なっかしいよ。頼りになる仲間が一人ぐらい居たほうがいいと思う」


「いいだろう」


俺は、即答した。
彼女が使う謎の魔法「千鳥足ルーラ」、そしてその高い戦闘力、更には魔物から情報を引き出す巧みさ。
彼女の能力は、魔王を追うのに必要な全てを兼ねそろえていた。


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