11: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:45:04.35 ID:tu/zo74d0
加蓮「その恋人って、どんな人?」
……こーやって、ズバッと切り込んでくる。
ゆいはうまく隠して凛ちゃんのことを伝える。
12: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:45:30.49 ID:tu/zo74d0
唯「そう……かも」
加蓮「ダメだよ。恋人に対して失礼だよ、それ」
唯「そうだよね……」
13: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:46:01.16 ID:tu/zo74d0
唯「そだ!加蓮ちゃん、ポッキーゲームって知ってる?」
加蓮「何藪から棒に。知ってるけど?」
唯「それをさ、ポテトでやらない?」
14: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:46:31.27 ID:tu/zo74d0
渋々ながらも付き合ってくれる加蓮ちゃん。
さくさく。さくさく。
……口を離さない加蓮ちゃんを追い詰めるように、ゆいは一気に距離を詰めた。
さくさくさくさくさくっ。
15: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:46:58.13 ID:tu/zo74d0
加蓮「……これが目的だったんだね」
唯「ごめんね、ずるくて」
加蓮「いいよ、別に」
16: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:47:30.91 ID:tu/zo74d0
〜〜〜〜〜〜〜〜
ゆいは自分のしたことを後悔している。2人の恋人とうまくやっていくことも含めて、
2人の恋人がある自分に対する自罰感情が日に日に増大してきて、どうにかなりそうだった。
加蓮ちゃんと凛ちゃんが歩いてるのを見たときなんか気が気じゃなかったし、
もしバレたら2人に幻滅される、嫌われる、って思ったらもっと気が気でなくなった。
17: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:48:08.70 ID:tu/zo74d0
杏「あ、唯ちゃんだ。おっつー」
唯「杏ちゃん、おつかれ」
杏「お疲れなのは唯ちゃんでしょ。どうしたの。顔死んでるよ。トレーニング入れすぎなんじゃないの」
18: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:48:51.55 ID:tu/zo74d0
ソファにもたれかかると、杏ちゃんの匂いがした。
飴の匂いと、ほんのり香るシャンプーの香り。
杏「おぉー、あまり見ない唯ちゃんのぐでり顔。こりゃお宝だぞー。写真にしたら一枚いくらで売れるかなー」
19: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:49:20.38 ID:tu/zo74d0
〜〜〜〜〜〜
唯「れろ……あむ……むじゅ……ちゅぷ……」
杏「あう……んむ……ちゅぷ……じゅっぷ……」
20: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2018/05/08(火) 22:50:00.77 ID:tu/zo74d0
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ゆいはいっそ吹っ切れていたと思う。
だから気が大きくなっていた。
暇さえあれば凛ちゃんとデートして、加蓮ちゃんとファストフードでちゅっちゅして、杏ちゃんと飴でレロレロして。
背負い込んでるのが馬鹿らしいと思うくらいに、なんだかタガが外れちゃっていた気がする。
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