20:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:31:44.68 ID:A6rjc17z0
「かしこまりました。取り急ぎ、PDFか何かでピロッと送っていただけましたら、後は私の方で段取り致しますので。
……えぇ、そうですね、原本は後で……いえ、こちらこそ恐れ入ります。よろしくお願いします、失礼致します」
受話器を置き、プロデューサーさんが隣に座る事務員さんに、雑談の続きをします。
「それでさー、俺大将に言ったの。コショウ入れ過ぎちゃったから替えてくれって」
「あまりにも横暴だろう、それは」
「だってあんないっぺんにドバッて出てくるなんて思わねーもん、蓋取れたんだよ?」
私は、事務作業をしながら、ふとソファーにいる彼女の方を見ると――。
やはり、大人しくしながらもソワソワと、落ち着かない様子です。
私は席を立ち、お茶を淹れました。
「おー、美優さんありがとう!」
「すまないね。本来であれば私の仕事なのだが」
「いえ、これくらいしか、できなくて……」
そう言って、軽く会釈をしてから、私は、白菊さんの前にもお茶を置きました。
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