177:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:01:06.92 ID:LS54PsoZ0
「な、何だとぉっ!? しぶりん何してんの!それでもニュージェネの、えーと何だ、ニュージェネか!!」
「しょうがないでしょ! まさか同じようなの落とす人が二人もいるなんて思わないし」
「あわわわ! み、未央ちゃん凜ちゃん、人前で喧嘩は良くないですよ」
「人前でなくても褒められたもんじゃないよね」
「ど、どうか落ち着いてください」
急に慌ただしくなった三人の子達を、咄嗟になだめました。
げ、元気だなぁ――。
「それで、その……他の人に渡した、とは?
現にこうして、私が落とした物をあなたは持ってくれていて……」
「これと同じものを、落としたっていう人がいて……
その人に渡した後、別の所で、これが落ちていたのを見つけたんです」
つまり――私のと全く同じものを買っていて、落とした人がいた――。
それを、この子が二つとも、拾ってくれたと。
「大きさも包装紙もバシッと同じだから、間違い無いって言って……
スタッフのタグを首に下げていたから、今日の関係者だと思います」
――同じお店で、同じものを買っていた人が、この会場に?
「白い長袖シャツに、スーツのズボンを履いた、賑やかな男の人でした」
「しぶりんそれ、似たような人いっぱいいない?」
「私に言わないでよ」
“バシッと”――?
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