128:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 20:48:46.50 ID:A6rjc17z0
――――私は。
お世辞にも、プロデューサーとしての役目を、果たせているとは言えません。
ですが――。
『う、わあぁぁ……あぁ……!』
「どうか、泣かないでください」
彼女を泣かせるような事が、あってはいけません。
それは、プロデューサーの役目とか、そういう次元の話ではなく、彼女の友人として。
少しでも、私がそばにいることで、ほたるちゃんの勇気になれるのだとしたら――。
「とても、こんな事を言う筋合いは無いことを承知で言います。ほたるちゃん……」
「どうか、最高のステージを私に見せてください」
彼女のファン第一号は私なのだという、その自負だけは、誰にも譲れないのだから。
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