武内P「島村さんとラブホテルに入ることになってしまいました……」
1- 20
26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:28:37.29 ID:bOgng+vj0
 そこにはステージが出来上がっていた。
 丸いベッドにピンク色の照明がかかり、そこに島村卯月が立っていた。
 それだけで、立派なアイドルのステージだった。

「私を支えてくれたプロデューサーさんにお礼がしたくて、だから、島村卯月、歌います!」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:29:32.35 ID:bOgng+vj0
「憧れてた場所を ただ遠くから見ていた♪」

 歌い始める卯月。『S(mile)ING!』だ。
 ベッドの上なのでダンスはできないし、BGMもない。バイブは音を拾わない。
 それでも笑顔で、精一杯の声で歌う卯月の姿を見て、プロデューサーはこれまでのすべてが報われたように感じていた。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:30:07.77 ID:bOgng+vj0
 だから伝わってほしい、私の想い。卯月は歌詞に、気持ちを込めた。



 愛を込めて、ずっと、歌うよ。
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:30:56.38 ID:bOgng+vj0
 歌い終えたあと、拍手が鳴り渡る。
 たった一人だけの、プロデューサーの拍手。
 それでも歌い終えた卯月にとっては、何よりの報酬だった。

「島村さん、良い、ステージでした。これからも、よろしくお願いします」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:32:02.22 ID:bOgng+vj0
 その後、二人は一線を越え……ることはなかった。
 卯月の近況をプロデューサーが相槌を打ちながら聞いたり、プライベートについて尋ねられたらそのことに
ついて答えたり――。就寝するまでおしゃべりをしていた。
 寝るときになってプロデューサーが床で寝るか一緒にベッドで寝るかで少し言い争いが起きてしまい、結局、
プロデューサーが折れてしまったものの、何事もなく朝を迎えることができた。
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:32:44.86 ID:bOgng+vj0
 その道の途中、プロデューサーと卯月はよく見知った顔と出会う。

「あ、凛ちゃん! おはよう」
「おはよう。どうしたの? プロデューサー、いつもより顔付きが怖いけど……」

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:33:15.29 ID:bOgng+vj0
「プロデューサー、もしかして枕が変わると眠れないタイプ? ふふっ」
「ええ、まあ……」

 少し意外だと思ったのか、凛が笑う。
 本当はそんなことないのだが、下手に否定して本当の理由を言うこともできないのでそういうことにしておく。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:33:46.09 ID:bOgng+vj0
 途端、周囲が冷えた気がした。
 しっかりと卯月の口止めをしておくべきだったとプロデューサーは後悔した。寝不足だったのもあってそこまで頭が回らなかったのだ。

「し、島村さん。それは……」
「? どうしたの、凛ちゃん」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 23:34:15.63 ID:bOgng+vj0
以上です。
読んでくださった皆様、どうもありがとうございました!
それと島村さん、お誕生日おめでとう!


35:名無しNIPPER[sage]
2018/04/24(火) 23:34:53.15 ID:KcE3DQqeo
おつ、笑わせて貰いました
Bye!がバイブは酷すぎるww


36:名無しNIPPER[sage]
2018/04/25(水) 00:08:59.23 ID:7GwoTB6DO
クソ面白かった


62Res/37.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice