高垣楓「君の名は!」P「はい?」
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126: ◆PL.V193blo[sage saga]
2018/04/23(月) 21:50:55.57 ID:uqQOtxCi0


こうして目ば瞑ると――――いつもそこに、おまんが居るんじゃ。
一人の夜も、おまんに逢えぬ日々も、なんにも不安は無かった。眠る前には、目の奥の裏側に、いつもおまんの姿があった。

ゆえに、この隻顔も、俺にとっちゃあ案外、悪かないんじゃぜ。

薩長の砲弾に面ごと右目ば持っていかれて、二度と眼が開かなくなってからは、この右目の奥には、いつもおまんが居たのよ。
地獄のごたる戦場でも、剣林弾嵐のあめあられでも、俺にだけ見えるおまんが、常に一緒に居てくれた。

幻さ。けんど、それが、どれほど心強かったことか。


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