1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:07:54.13 ID:NDASyQPp0
静まり返ったレッスンスタジオの廊下に、ぺたぺたという音が響いている。
同じアイドルの子や警備員の人たちは靴だから、来館者用のスリッパの音だとわかった。
そして、利用時間を過ぎたレッスンスタジオ、それも私のルームにやって来るのなんて、たぶん一人だけ。
私のプロデューサーだ。
ぺたぺたはだんだん大きくなり、やがてルームの前で止まる。
間もなく扉が勢いよく開け放たれ、予想どおりプロデューサーが入ってきた。
「お疲れー」
平常運転の意味なく楽し気な声色と表情だ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:08:21.37 ID:NDASyQPp0
○
「ちょっと早かったか」
3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:09:12.64 ID:NDASyQPp0
○
少しして、プロデューサーがアイシング用品を持って戻ってきて、わざとらしく私の隣にどさっと座り込む。
15Res/9.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20