119: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:12:16.42 ID:Ln/MZHyB0
ネオ「"ゆりかご"による記憶のデリートは完璧じゃない。つぎはぎだらけの自分の記憶に、疑問を持たない人間などいるものか」
ネオ「自分たちが育った環境、今置かれている状況が異常なことぐらい、あいつらもとっくに気づいてるはずだ」
研究員「ですが…」
120: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:14:27.43 ID:Ln/MZHyB0
ユウナ「"ダルダノスの暁"作戦、開始ッ!!」
トダカ「……は?」
突然わけのわからない作戦名を叫ぶユウナに、トダカは言葉を失う。
121: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:16:47.86 ID:Ln/MZHyB0
メイリン「MS接近、機種特定!ムラサメ、アストレイ!オーブ軍です!」
タリア「インパルスとセイバーを発進させて!」
敵の戦力を確認し、タリアは指示を出す。
122: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:17:43.28 ID:Ln/MZHyB0
理念のために自分の家族を殺したオーブが、その理念をあっさりと捨てて、地球軍に付いた。
その事実に対し、シンは自分でも驚くほどに冷静だった。
怒りが湧かなかったわけではない。ただ、怒りに勝る思いが、今のシンにはあった。
力を手にしたそのときから、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。それだけは忘れないでくれと、アスランは言った。
123: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:19:40.61 ID:Ln/MZHyB0
ユウナ「なにをやってるんだ!敵のMSはたったの二機だぞ!?」
トダカ「……」
ユウナは狼狽しているが、既に一度ミネルバの戦いを目にしているトダカからすれば、この状況は予測の範囲内だった。
124: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:21:52.56 ID:Ln/MZHyB0
一瞬のことだった。
天から降り注いだ翡翠色の光が、ミネルバの陽電子砲を貫いたのだ。
その爆発によって艦首を吹き飛ばされたミネルバは、煙を上げながら海へと落ちていく。
太陽を背に、十枚の蒼い翼を広げた白亜のMSが舞い降りる。
125: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:22:53.53 ID:Ln/MZHyB0
フリーダムと呼ばれた機体の背後から、大型の白い戦艦が接近してくるのが見える。
その戦艦から、一機のMSが飛び出した。薄紅色のフェイズシフトを纏う、どこかインパルスにも似た機体。
シン「あれも地球軍の増援なのか…!?」
126: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/21(土) 23:24:23.99 ID:Ln/MZHyB0
ダリフラ見たいのでちょっと小休止入れます
127:名無しNIPPER[sage]
2018/04/21(土) 23:29:06.31 ID:9QZ+1whnO
そういや種死にはカガリ!カガリ!と鳴くことしか能のない無能指揮官がいたっけか
128: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/22(日) 00:03:32.66 ID:xt3V/HfJ0
再開します
129: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/22(日) 00:05:39.02 ID:xt3V/HfJ0
タリア「なんてこと…!」
ミネルバのブリッジでは警報が鳴り響き、クルーたちが対応に追われていた。
発射寸前の陽電子砲を破壊されながらも、薬室への誘爆をまぬがれたのは不幸中の幸いだった。
とはいえ、被害は甚大である。今の攻撃で、何人の死傷者が出たことだろう。
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