12: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:23:15.20 ID:WKu1Dz3e0
「じゃあ改めて……白菊さんはどうしてアイドルになろうと思ったの?」
13: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:24:01.80 ID:WKu1Dz3e0
「そうか……それにしてもそんなことがあってもここまでアイドルを続けてきたなんて、白菊さんは凄いね」
14: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:24:39.34 ID:WKu1Dz3e0
「だって、これまで幾つも事務所を倒産させてきたってことは、それだけ多くの人達に迷惑をかけてきたってことであって」
15: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:25:10.91 ID:WKu1Dz3e0
「うん、確かにそうかもしれない……でも、諦めるのが遅かったんじゃないかな」
16: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:25:42.18 ID:WKu1Dz3e0
「はっきり言わせてもらうと、君は自分の噂が芸能界に広まってどこも雇ってくれなくなった、だから仕方なくアイドルを諦めようとしているだけだ」
17: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:26:46.08 ID:WKu1Dz3e0
「君が面接を断っていたら、アイドルを夢見る他の子にチャンスが与えられたかもしれないのに」
18: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:27:18.78 ID:WKu1Dz3e0
「やめてっ!」
19: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:28:00.47 ID:WKu1Dz3e0
……それから、私が泣き止むまで男性は何も言わずにただ私を見ているだけでした。
そして私が泣き止むと立ち上がり、私に近づいてきて。
20: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:28:53.75 ID:WKu1Dz3e0
「信じられないって表情だね……でもね、いくら他の事務所にお願いされたからって、倒産の度に移籍ができるくらい芸能界は甘い世界じゃないよ?」
21: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:30:15.91 ID:WKu1Dz3e0
「それにもう1つ、僕が君にトップアイドルになれる素質を感じたものがある。……それはトップアイドルへの執着心だよ」
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