千早「賽は、投げられた」
1- 20
77:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:36:35.27 ID:+0zrf0Mn0


1マス進む。


「おお、如月君。調子はどうかね?」

「調子ですか。悪くはない、と思います」

「伸び悩んでいるのかね?」

「……ひと月近く前から、歌声が全く変わっていない気がするんです」


そう打ち明けると、社長は真面目な顔で話を聞いてくれた。


「如月君は最初から高い実力があったからね。そろそろ、目に見えた変化は少なくなる時期だろう」

「壁を越えようにも、その壁が分からないんです」

「そうだな……時間もあるし、私が少し見てあげよう」

「え?」

「まぁ任せたまえ、たまには違う視点から見るのも効果があるものだ」


容赦なく指摘をされ、疲れ果てて帰った夜は、久しぶりの充実感に見舞われた。

2マス進む。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice