千早「賽は、投げられた」
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70:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:32:54.76 ID:+0zrf0Mn0


暖かい手のひらが、私の頭を撫でる。


「真美はもう少し、みんなに本音で甘えていいと思うんだよね」

「それは難しいから、私達が甘えさせてあげないと」

「千早ちゃんも頑張ってるよね。いい子いい子」

「……髪、乱れるのだけれど」


そんなことを言いながら、私の顔は少し緩んでいる。

あの時の真美のように。

普通なら毎日友達と遊んでいる年頃の彼女。

はしゃぎたい時、疲れた時くらい、いつも元気をもらっているお礼をしよう。




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