千早「賽は、投げられた」
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68:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:31:13.08 ID:+0zrf0Mn0


私の手を握る力は、大分弱まってきていた。


「亜美って防御力低いよね」

「勢いに乗ってる内は振り回されてしまうけれど、隙をつけば、ね」

「ふっふっふ、そこはやっぱり年の功かな?」

「そんなこと言ったら、音無さんに怒られるわ」


仕返しをした時のふくれっ面は、ついついからかいたくなる表情で。

まぁ、そういうことをすると大体、更に仕返しをされる。

構ってあげるのは、私のためでもあるのだと思う。

あの子とはまた少し、違うタイプだけれど。




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