575:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:32:51.50 ID:9+Zy6u7A0
千早ちゃんは、事務所の人たちのことを教えてくれた。
プロデューサーさんになったお兄さん。
576:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:33:36.27 ID:9+Zy6u7A0
騒がしくも満たされた日々。
千早ちゃんは日に日に笑顔が増していった。
577:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:34:27.33 ID:9+Zy6u7A0
それでも、それでも。
私は、前に進みたいんです。
578:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:35:21.91 ID:9+Zy6u7A0
千早ちゃん。
いっこ、ごめんなさいがあるんだ。
579:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:36:19.96 ID:9+Zy6u7A0
けれどあの日、千早ちゃんの心は砕かれてしまった。
心ない、たった数枚の紙切れで。
580:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:37:06.83 ID:9+Zy6u7A0
その頃、私もお医者さんから言われました。
厳しいことを言うようですが、このまま悪化の一途を辿るだろう、と。
581:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:37:56.52 ID:9+Zy6u7A0
分かっていました。
いつかこんな日が来ることは。
582:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:40:24.08 ID:9+Zy6u7A0
涙を堪えきれませんでした。
でも、私が嘆くことに意味はないから。
583:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:42:04.43 ID:9+Zy6u7A0
けれど、千早ちゃんは心を閉ざしてしまった。
私は夢の中で、壁の向こうへ追いやられて。
584:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 21:42:45.28 ID:9+Zy6u7A0
千早ちゃん。
千早ちゃんは私なんだよ。
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