56:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:22:25.06 ID:+0zrf0Mn0
2マス進むため、私達の手は、いつもより少し長めに触れ合っていた。
「律子さんって乙女チックだよねぇ」
「普段は冗談挟みつつも、ピシッとしているのに」
「でも、この後仕事にならないんだよね」
「ええ。私も手伝うくらいだもの」
律子は照れると、仕事が手につかなくなる。
それも尋常ではなく、まともに業務ができるまで持ち直すのに、二時間はかかる。
けれどそれは、彼女がその事柄に純真に向き合ってる証。
照れるどころか、誇っていいこと。
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