486:名無しNIPPER[saga]
2018/06/07(木) 03:15:56.85 ID:2wO2LAJL0
「分かったわ、お姉さんに任せて!」
「お手数をおかけします、これが住所です」
「はい、確かに承りました」
封筒を受け取り、代わりに住所を書いたメモを手渡す。
音無さんは二つの住所を何度も何度も確認しながら。
「間違いが絶対にないように、直接ご両親にお持ちするわね!」
「あの、そんなに気合を入れていただかなくても……」
「不肖、音無小鳥! 765プロ事務員の名にかけて、絶対にやり遂げますからね!」
ふんふんと鼻息荒く、音無さんはスケジュールをチェックし始めた。
そんなやり取りにも、思わず笑みが込み上げる。
頼ることがこんなにも喜ばれるのも、初めての経験で。
年相応にもっと大人を頼ろうかな、と。
改めて思った。
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