479:名無しNIPPER[saga]
2018/06/07(木) 00:31:20.62 ID:2wO2LAJL0
「心配は杞憂だったな」
「でしたら、何よりです」
「とはいえ、まだ改善の余地はあるな、まず……」
「あ、ちょっと待ってください」
仕事の頭に切り替わったプロデューサーを制して。
私は、出口に歩み寄る。
「どうしたんだ?」
「いえ」
ドアを開ける。
と、ばたばたと何かが次々に倒れ込んできた。
「子猫が迷い込んでいたようなので」
我ながら意地の悪い笑みを浮かべつつ足元を見ると。
あっ、という表情で固まっている子猫が、何匹か転がっていた。
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