千早「賽は、投げられた」
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466:名無しNIPPER[saga]
2018/05/31(木) 01:13:43.05 ID:D6l+5lRj0

「ライブのお客さん、一体何人くらい来るかしら」


会場のキャパシティは三千人ほどと聞いている。

千人か、百人か、十人か、一人か。

それが何人であろうとも。

その日、そこにいてくれる人は、ずっとずっと私を待っていてくれた人。

こんな私のことを、心に留め続けていてくれた人。


「きっといっぱい、いーーっぱい来ます!」

「みんなみんな、千早さんのことを待ってたんですから!」


高槻さんが両手を広げてぴょんぴょんと跳ねる。

いっぱい来てくれるかしら。


一人でも多く来てほしい。

私のことを考えてくれていた人に、一人でも多く謝りたい。

そして春香だけでなく、一人でも多くの人に伝えたい。

私の、決意を。


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