千早「賽は、投げられた」
1- 20
467:名無しNIPPER[saga]
2018/05/31(木) 01:14:09.22 ID:D6l+5lRj0

「さて、私は雑誌を読むことにいたしましょう」


くすりと笑って、四条さんが手元の本に目を落とす。

その意図を察して、高槻さんがあわあわと慌てながら言い繕う。


「あっ、えっと、その、あの、お掃除! お掃除するんでした!」


話している間、私の手が止まっていたことに気付いて。

そんなこと、気にしなくてもいいのに。


「ふふふ、ありがとう」


聞こえないかもしれない音量で、小さく呟く。

ちらりと視線をやると、二人とも小さく笑っていた。


コーヒーを一気に飲み干す。

カフェインが、頭の中の霧をまたたく間に散らしていった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice