460:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 04:52:03.07 ID:ok1qr9s30
伊織と二人で、これまで書いた詞を読んでいると。
「千早を手伝いたいってだけじゃなくてさ」
「自分が春香にできることって、これくらいしかないから」
我那覇さんがぽつりと呟いた。
その表情は、微笑みと、憂いと、切なさと。
色んな感情が混ざった、不思議なものだった。
「千早が春香に伝えたいこと、ちょっと分かる気がするんだ」
「でしゃばるなって言われるかもしれないけど」
「自分もさ、それでいいんだよ、って、言ってあげたくて」
表情の中に切なさが増す。
少し顔を俯けて、我那覇さんの肩が微かに震えた。
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