459:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 04:50:14.84 ID:ok1qr9s30
自分の歌として、春香へのメッセージとして。
自分の力だけで書き切らなければならないと、少なからず考えている自分がいた。
「そんなことないわよ」
伊織の返事。
思わず考えが口から漏れていたらしい。
慌てて口を塞ぐと、今度は私が二人に笑われる番だった。
「いいじゃない、本当に伝えたい、大切なことさえはっきりしてれば」
「最後の最後に、千早が本当にいいと思える言葉が連なれば、それでいいと思うぞ」
まだまだ頭が固い、と小突かれる。
これでもだいぶ柔らかくなったつもりなのだけれど。
でも、背負い込みやすい悪い癖が、また出ていたのかもしれない。
自分一人で抱え込む日々は、もう終わったのに。
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