千早「賽は、投げられた」
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448:名無しNIPPER[saga]
2018/04/25(水) 18:00:09.30 ID:H5ZWumHa0

病院を後にして自宅へ帰る途中、真と美希に会った。


「やあ、千早。病院帰り?」

「ええ、お見舞いと悩み相談に」

「千早さん、悩み事があるの? ミキ、千早さんのためならいつでも力になるよ」

「ありがとう。大丈夫よ、歌詞を考えるのに行き詰ってただけだから」


不安げな美希が顔を覗き込んでくる。

こんな表情にさせてしまうことを申し訳なく思いつつも。

心配されることを少しだけ、嬉しく思う自分もいる。

安堵に綻ぶ彼女の表情は、その髪の色のようにきらめいていた。


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