千早「賽は、投げられた」
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386:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 22:36:14.85 ID:Zo4S+Uss0


「千早ちゃん」


そんな私の頭を、あの子の声が優しく撫でてくれる。


「我慢しないで、いっぱい泣いていいんだよ」


泣きじゃくる私は、声を上げることもできない。

上げてもその声は、きっと、あの子には届かない。


「泣いてる間は、本当の自分と向き合えるから」


そっと触れる声は、悲しいくらい冷たくて。


「誰よりも素敵な、千早ちゃんと」


私を見つめるその声は、寂しそうに潤んでいて。




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