373:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 22:23:06.81 ID:Zo4S+Uss0
「千早さぁん!」
「きゃっ……!?」
顔を涙でびしゃびしゃに濡らしながら、美希が飛びついてきた。
「千早さんだよね、如月さんじゃないよね?!」
「っ……馬鹿ね、美希。如月さんでも、合ってるわよ……」
「違う、違うよ! 千早さん! 千早さんなの!!」
大粒の涙をぼろぼろと零す美希。
子どものように泣きじゃくる彼女を、強く抱きしめる。
暖かい。
この子は、なんて暖かいのだろう。
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