千早「賽は、投げられた」
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36:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:04:37.22 ID:+0zrf0Mn0


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「ん、君が新しく入るっていう子だね?」

「如月、千早です」

「うん、前から知ってるよ」

「え?」


不思議がる私を見て、その人は小さく笑った。


「以前知り合いに、中学生の合唱コンクールに招待されてさ」

「その中に、とても想いのこもった歌声を持っている子がいてね」

「気になって顔と名前だけは覚えてたんだ」

「そう、でしたか」

「これも何かの縁だ。全力でフォローするからよろしくな」


穏やかだけれど、少し空回り気味なプロデューサーに会う。

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