356:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 22:05:59.49 ID:Zo4S+Uss0
「私の、歌を、みんなが……」
読み上げる声が震える。
目頭が熱い。
何かが込み上げてくる。
眼前が滲んで、日記の文字が読めない。
私はそのまま、日記を閉じた。
「どう、して……」
しばしの静寂の後。
代わりに、問いかけの言葉が口から漏れる。
その問いに意味はない。
私はもう、その答えに気付いていたから。
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