千早「賽は、投げられた」
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33:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:02:17.89 ID:+0zrf0Mn0


「はいっ、ゆーびきーりげーんまーん!」

「え?」

「うーそつーいたーらはーりせーんぼーんのぉーますっ!」

「あ」

「はいっ、ゆーびきった!」


とびっきりの笑顔で、私に微笑みかける。


「独りじゃなくて、一緒にさ、前に進もう?」


どうしたらいいのか、私には分からなかった。


耐え忍んできたことも、

無我夢中でやってきたことも、

何一つ、実を結ぶことはなかった。

さいころを振る力も失くした今、私は何もできない。




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