千早「賽は、投げられた」
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32:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:01:14.77 ID:+0zrf0Mn0


「私は、さいころを振らないわ」

「うん、私が引っ張ってあげる」


彼女は、私の手を握る力を強めた。


「だから、その代わりね」

「その代わり?」


同じくらい強い眼差しで、私の瞳の奥を見据える。


「絶対に、前に進むことをやめないで」

「それは……」




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