31:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:00:44.62 ID:+0zrf0Mn0
彼女は慈しむように私を見た。
澄んだ瞳に、情けない姿の私が映る。
けれどもその目は、同情じゃない。
けれどもその目は、命令でもない。
「どうして、私に声をかけたの」
「辛そうだったから」
「私、助けなんてお願いしたかしら」
「されてないよ」
「なら、どうして」
「私、とっても自分勝手で、お節介焼きさんなんだ」
えへへ、と、彼女は笑った。
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