316:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:42:27.50 ID:UnTjGLwD0
「いや……」
気付けば。
「やめて……」
民家の窓から。
電信柱の陰から。
通り過ぎる車の中から。
いたるところから、春香は私を見ていた。
「お願い、春香……」
春香は皆一様に、侮蔑の眼差しを私に向けていた。
「そんな目で、私を見ないで……」
私の世界で唯一の光だった、春香。
そんな彼女にまで見捨てられたら。
私は。
私は。
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