266:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 11:42:45.11 ID:m2Fax+Wi0
秋月さんに紙袋を託して別れを告げ、病院へ向かう。
事務所から少し歩いてから、私を追いかける足音に気付いた。
「何か用でしょうか」
「用、というほどのことでもないのですが」
後をつけていたのは、四条さんと、双海さんの姉の方。
「双海真美が、千早のことが心配だと言うもので」
「だってさ、遠目に見てもめっちゃ悩んでるのバレバレなんだもん」
まただ。
私のことが心配だと言う。
私なんかの心配をするより、やるべきことは沢山あるはず。
「私の心配なんてしても時間の無駄よ。もっと他のことに時間を使って」
「やっぱり、そういうこと言うんだね」
やっぱり?
双海さんは、私が考えていることを分かった上で?
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