千早「賽は、投げられた」
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261:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 11:35:30.35 ID:m2Fax+Wi0

私には分からなかった。


私は春香が大切だ。

春香は色んなものをくれて、色んなことを教えてくれて、私にとってかけがえのない存在だから。


では、彼女達にとっての私は?

私は彼女達に何かしただろうか?


何故彼女達が私を大切だと思うのか。

私のどこに、輪を去ってもなお気にかけるような、かけがえのないものを見出したのか。

分からない。


紙袋に入っていたのは、二羽の鳥の模様が編まれたマフラー。

一羽は少し潰れ気味で。

上手くいかないことに苛立ち、ツインテールを揺らしながら唸る姿が浮かんだ。



揺らぎがどんどん大きくなっていく。

大きな石を投げ込んだように。


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