259:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 11:33:48.85 ID:m2Fax+Wi0
「大丈夫よ」
「痛そうです……これ、貼っておいてくださいね」
高槻さんに渡されたコンビニの袋の中には、冷却シートの箱が入っていた。
「雪歩さんも、ちょっとカッとなっちゃっただけで」
「つい、手が出ちゃったんだよ。怒らないであげて、っていうのも難しいと思うけど……」
恐る恐るといった様子の、二人のフォロー。
「別に、気にしてないわ」
「はぁ、良かったぁ……これ、あげる!」
私の言葉に安心したのかはにかむと、我那覇さんは抱えていた紙袋を差し出してきた。
素直に受け取ると、高槻さんはにこりと笑い、おずおずと袋を指差した。
「中身、気に入ってもらえると嬉しいかなーって」
紙袋は、その大きさにしては軽かった。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20