252:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 11:26:28.17 ID:m2Fax+Wi0
「ち、千早、ちゃ……」
「急いでいるんです。失礼します」
私は春香の所へ行かなければならない。
ここで時間を潰している暇はない。
ちょっと勢いよく払い過ぎたかとも思ったが、転んではいないようだ。
「千早、お姉ちゃん……」
か細い声が聞こえた。
「何処に、行っちゃったのさ……」
私が居る場所は、今も昔も変わらない。
春香の傍。
なのに、この揺らぎは何?
背後から聴こえてくる女の子の泣き声が、耳から離れない。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20