214:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 09:58:15.30 ID:Uj/nf4tu0
曇り空の下、音無さんの車が走る。
舗装の古い道路のお陰で、がたがたと揺れる。
「みんな心配してるわ、千早ちゃんのこと」
「私はなんともありません」
そう答えると、音無さんは少し寂しそうな顔をした。
「……落ち着いたら、事務所に顔を出してね」
「呼ばれれば明日にでも」
それっきり、音無さんは何も喋らなかった。
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