千早「賽は、投げられた」
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215:名無しNIPPER[saga]
2018/04/04(水) 09:58:41.69 ID:Uj/nf4tu0

「ほんの二日だけど、入院生活は退屈だったでしょ」

「何もしないことには慣れてますから」


マンションに着いて、車を降りる。

荷物を出して、音無さんに頭を下げた。


「ありがとうございました」

「ふふっ、もっとお姉さんを頼ってもいいのよ?」

「何かあれば、また」


別れの言葉を告げ、部屋へと向かう。

建物に入ろうとした時、後ろから声が聞こえた。


「時間がかかってもいいわ。私もみんなも、待ってるから」


「帰ってきてね……千早ちゃん」


私は何も答えず、そのまま部屋へ帰った。


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