千早「賽は、投げられた」
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200:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:01:46.57 ID:cF8UknzM0

「雪歩のお茶、美味しい?」

「ええ。流石萩原さんね」


このお茶は美味しい。

それは間違いない。


「それ、真ちゃんが買ってきてくれたんです。お店まで探して」

「菊地さんが……?」

「ッ……ああ。口に合うかな」


ただそれは、美味しいという客観的事実が存在しているだけで。

私の口に合うか、というのは、自分では判断できない。


「……そうね。嫌いではないわ」


事実だけを告げる。


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