千早「賽は、投げられた」
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194:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 15:38:53.74 ID:cF8UknzM0

「私もいただきましたが、まこと美味でしたよ。さぁ、どうぞ」


我那覇さんに差し出された袋から、一つ摘み出す。

口に運ぶと、柔らかい甘みが広がった。

美味しい、はず。


「……あ、あれ? なんか失敗しちゃったか?」

「え?」

「なんか微妙な表情をしてるから……」

「いえ、美味しいわ、我那覇さん」

「んー……」


納得しかねると言った表情で、我那覇さんは首を捻る。

その様子を見ていた四条さんは、私の顔をじっと覗き見た。


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