190:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 15:00:52.93 ID:cF8UknzM0
夜が明けて。
検査入院をすることになった私の所へ、両親は来なかった。
代わりに、オフだった二人が朝一番にやってきた。
「千早さん、お身体は大丈夫ですか?」
「心配は要らないわ、高槻さん」
あんな無様な姿を晒して迷惑をかけた私を、こんなにも心配してくれる。
私には過ぎた仲間、だった。
「何よ。心配して損したわ」
「ごめんなさい、水瀬さん」
「……っ」
「えーっと、これ、途中で買った果物です!」
ありがとう、と言おうとして二人を見ると。
水瀬さんが浮かない表情をしていた。
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