189:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 15:00:26.68 ID:cF8UknzM0
「過呼吸で倒れただけだって救急車の方には言われたけど……ホッとしたよ」
私が落ち着くと、プロデューサーがすぐに連絡を入れた。
社長、音無さん、律子。
そして次に、当然のように。
「ご両親にも連絡しないと」
「しなくていいです」
「そう言うわけにはいかない。仮にも娘さんを預かってる身だ」
「私の家のこと、ご存知ですよね」
「だとしても、だ」
「なら、私が会いに来なくていいと言った旨、一言添えてください」
「……分かった」
プロデューサーとしても、譲歩の限界ラインだったのだろう。
私の言った通りにしてくれつつも、やりきれない表情をしていた。
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