千早「賽は、投げられた」
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176:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 16:01:59.76 ID:8fWIK/550


「千早ちゃん。さっき頼んだこと……できれば、お願いね」


動かない。

ドアが開かない。

行ってしまう。


「待って!」


足音は止まらない。

待って、待って待って待って待って!


「一人にしないで! 私を置いてかないで!!」


いつも一緒だと思っていた。

何処へも行かないと思っていた。

自分で閉ざしたドアを叩きながら、今更ながら、自分の愚かさを噛み締める。




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